バナバナ

それでも花は咲いていくのバナバナのレビュー・感想・評価

それでも花は咲いていく(2011年製作の映画)
3.0
三話のオムニバスになっている。特に一話と二話が性的嗜好が偏っている人の話。

一話は特にペドフィリアの人の話になっており、慕ってくれている子供をかわいく思うくらいまでならいいんだけど、
「神様みたいに君を大切に思っているんだ」と言いながら、あなたは神様にキスしたいと思いますか?と聞きたい。
だいたい実際に子供に性犯罪を犯した人って、親族だったり被害者の両親の友達が多く、親も信用していたから子供を近くに置いたのに、それが仇となって事件が起きたケースが断トツに多いので質が悪い。
なので、全く感情移入できなかった。

二話も女性が留守中にその家に侵入する男の話だったのだが、双方良い方に妄想していたところだけ、笑えた。
あの刑事さんも、不細工だから男の気持ちが分かっての、あの一言だったのかな。

この作品を最初から子供と観ていたのだが、三話目は最初の方から、
「この男の人が今こんな風になってるのは、このお母さんのせいだよね」と、高校生にも見抜かれていましたw。
お母さんは音大とか出て、ピアノ教師の資格は持っていなかったのかな?
自分がピアノの先生をやっていたら、毎年発表会の準備だとか、外の世界とも色々触れられるので、こんな親離れ息子離れができていない親子にはならなかっただろうに。
でも三話だけ、犯罪がかってなく良い話だったね、と言ってました。
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