ユースケ

エルム街の悪夢3/惨劇の館のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

赤と緑のボーダーニットに茶色の中折れ帽、右手には自家製の鉤爪をキメたお茶目な殺人鬼フレディ・クルーガー(ロバート・イングランド)が血気盛んな少年少女を悪夢の世界に引きずり込んで切り刻む【眠ってはいけない】シリーズ第3弾は、前作【エルム街の悪夢2 フレディの復讐】はなかった事にして、悪夢のスペシャリストに成長したナンシー(ベザー・ランゲンカンプ)が、絶叫クイーンことクリスティン(パトリシア・アークエット)をはじめとする地元の後輩を率いてフレディに戦いを挑む【エルム街の悪夢】の正統な続編。
監督チャック・ラッセル×脚本フランク・ダラボンの【ブロブ/宇宙からの不明物体】コンビに加え、製作総指揮&脚本に【エルム街の悪夢】の生みの親であるウェス・クレイヴンを配した万全の布陣に負ける気がしません。

みどころは、3作目にして遂に完全解禁となったフレディのブラックジョーク&コスプレ。
オレサマオマエマルカジリなスネークフレディ、両手両足から血管を引きづり出し人形のように操るマリオネットフレディ、アンテナが可愛いテレビフレディ、目がイっちゃってるお注射フレディ、ストップモーション・アニメーションで暴れ回るガイコツフレディなど、まさにフレディ七変化。
「夢の中ならこっちもやりたい放題やってやんぜ!」と意気込む少年少女を恐怖のドン底に叩き落とすコミカルな惨殺シーンは必見です。

更に、フレディの遺体を供養して成仏させようとする【リング】的な展開、ジョン・サクソン&ローレンス・フィッシュ・バーンの出演、看護婦の綺麗なおっぱいなど、みどころ盛り沢山。

ローレンス・フィッシュ・バーンが【マトリックス】シリーズのモーフィアスに起用されたきっかけが本作にあると勝手に妄想してちょっとニヤニヤさせられる今日この頃であります。