すとんこ

EAST MEETS WESTのすとんこのレビュー・感想・評価

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)
3.5
時は幕末、幕府からアメリカに派遣された使節団の一員・上條健吉(=真田広之)が、そこで知り合った少年・サムの敵討ちの助太刀をすることになるって話☆

上條は、実は倒幕派の水戸脱藩浪士で、使節団の要人暗殺の命を受けていたなど、いろいろ事情がありますが、そんな小難しい理屈はどうでもよくて、サムライが異国の西部の荒野で、ガンマン相手に戦う話が作りたいっていう一点突破で制作された感が半端ない。アイデアはスゴく好み。

最初に鑑賞した当時(高校生ぐらいだったと思います)は、なんだか間延びした盛り上がりに欠ける話だなぁなんて思いましたが、大人になった現在、観直してみると、当時は理解できなかった時代背景や、じっくりと描かれる少年との心の通じ合いなど見所がたくさんあることに気付かされます。

一番魅力的に感じたのは、ネイティブアメリカンの娘とウマイことやって夫婦(めおと)になった竹中直人演じるニンジャ。
羨ましすぎて悶死しそうでしたよ。

異国の地にあっても、己を見失わず、たくましく生きていける男でありたい、と感じた一本(* ̄ー ̄)☆
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