トランスマスター

EAST MEETS WESTのトランスマスターのレビュー・感想・評価

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)
3.0
幕末アメリカの使節男性が、銀行強盗に小判を盗まれる。その現場にいた孤児と仇討ちも手伝いながらつつ浪人と、忍者が、ガンマンや保安官やネイティブアメリカンらと異文化交流をするお話です。

◆良い点/注目ポイント
・邦画なのにハリウッド映画のような日本感が良いところ。ガンマンを圧倒する剣術も日本贔屓で良い。
・日本人の役を日本人俳優が、演じているため流暢な日本語なのも良いところ。(当たり前ですが)
・忍者の役を演じる竹中直人の大げさな演技も、三船敏郎の演技より声のボリュームも騒がしさも抑えれていて好感が持てます。
・真田広之の剣術が『ラストサムライ』より先に映画で披露されている点も注目です。

◆改善点
・もっと酒場でガンマンと浪人の派手な立ち回りを見て見たかったところ。
・西部劇特有のBGMも欲しかったです。(必殺仕事人みたいなやつ)

◆総括
・竹中直人とネイティブアメリカンの娘の関係が一番ホッコリします。
幕末の時代に忍びとして一生を送るより大自然の中で綺麗な嫁さんとペヨーテかじりながらシャーマン的な生活を送るのもTVやネットのない時代では最高の生き方ではないでしょうか?

-2019年12本目-