菩薩

ダンス・ウィズ・ウルブズの菩薩のレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
3.8
見事なまでに白人をけっちょんけっちょんに描いた本作、殊勲をあげた白人中尉が、自ら赴任先として選んだラストフロンティアに於いて、現地に根付くインディアンと交流し、彼らの生活様式、哲学、総じて生き様に魅了され、身も心も彼らと同化していくお話。

白人=正義、先住民=野蛮の方程式とはまったくの真逆、金銭目的でバッファローの皮を剥ぎ、容赦なく馬を殺し、ニタニタ笑いながら狼を撃つシーンはなかなかの胸糞。はじめは当然言葉も通じず、ボディランゲージと物々交換で親交を図ろうとする両者の間に、仲介役として入る先住民に育てられた白人女性、その先はお決まりのラブストーリーに、これがちょっと無駄な気はした(だって長いんだもの…)。

それでも両者の間に信頼関係が出来上がっていく様や、白人が先住民を助け、先住民が白人を助ける相互扶助的関係はとても微笑ましく、なにより崇高なる狼が人の手から餌を食べるシーンは、なんか北の国からのキタキツネ的に見えて感動してしまった。壮大なバッファロー狩りのシーンもお見事(wikiによると内二頭はニール・ヤング所有の物らしい…流石だ…)。

ケヴィン・コスナー初監督作品、なぜ次はあんな事に…。