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ダンス・ウィズ・ウルブズのcのレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
3.4
181分長編大河ドラマを観ているようでした。
ケビンコスナー監督、主演、製作。アカデミー賞作品賞受賞。
ケビンコスナーの財産をつぎ込んだ西部劇映画だそうです。


国内の白人同士で争う南北戦争から、
インディアンでも部族が異なれば戦争になり、そして白人合衆国軍の先住民討伐。
と、常に戦争が繰り広げられていき、辛く凄惨なシーンも多い。
ケビンコスナー演じる中尉が、全く言葉が通じないスー族と交流していく中で彼らとの信頼関係が築かれ、言葉も話せるようになり、その中で結婚までする。
インディアンの生き方に気付かされることも多く、スー族の一員として生きかけていく。。。
でも、常に頭をよぎるのが近い内に、合衆国軍が星の数ほどやってくるだろうこと。


駐屯地での孤独な彼の話相手の、愛馬シスコと、愛狼ツーソックスの最後は動物好きには特に辛いシーン。
バッファローを糧として狩りを行うスー族と、皮と舌を奪う為にバッファローを狩る白人。結局は両者共バッファローを殺すんだけど、目的が違うと非道に思ってしまう。
先住民族の虐殺、バッファローを絶滅に追いやる等の白人中心主義を批判しているこの作品、インディアンを持ち上げすぎていて忠実な描写ではないという意見もあり・・・
最後はとても気になるラストでした。
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