KH

プリンセスと魔法のキスのKHのレビュー・感想・評価

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
3.9
ノルマ達成のためのディズニーものと舐めてたことを謝りたい。とんでもない伏兵がいました。開始5分で既に心を鷲掴みされました。とゆーのも、そもそもディズニーもピクサーとのタッグにより3Dアニメーションが主流となってしまったにも関わらず、ここへ来てあえての2Dアニメーションしかもプリンセスもの。多分これが2Dラストなんじゃないかな?この後出てくるプリンセスとしたらモアナとかアナ雪になるだろうし、
その冒頭には本来のディズニーものであれば、プリンセスになるべくしてなると言ったような真実の愛に憧れる白人系の女の子(まぁ見た目はあれだけど)と、将来父親とレストランをやりたいアフリカ系アメリカ人の女の子。一見すると今までのディズニープリンセスの定義であれば主役は白人の女の子であるが、さらに言うと舞台はまだ差別の色濃い南アフリカニューオリンズ。このプリンセスという存在が本来はいない国が舞台なのだ。更に言うと、二人はカエルになった王様とキスをするとカエルは王子になり幸せになる。とゆう物語を聞かされてる場面から始まるのだ。これが現代とゆー時代の背景なのか。ただプリンセスが王子とキスして結婚とゆーディズニーのお家芸から程遠いスターティングである。
これ以上内容には触れないようにしておくが、音楽も南部らしくジャズが多く、他に登場するキャラクターもイケイケである。やっぱりその中でも抜群の存在感で泣かせにくるのが蛍のレイモンド。まさか蛍に流される日が来るとは、これが日本であまり認知度がないのは2Dだからなのか。それとも当日のディズニーブランド失墜のせいなのかはわからないけど、一回は見るべき作品と言える。
KH

KH