てながあしなが

最後の猿の惑星のてながあしながのネタバレレビュー・内容・結末

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

母のテープを取りに人間のいる場所に向かったシーザー一向は、侵略と誤解され人間から攻撃を受ける。これを受けゴリラは密かに人間への攻撃計画を立てるが、それをシーザーの息子コーネリアスが偶然聞いてしまう。それを発見したゴリラの将軍アルドーは、口封じのためコーネリアスを殺す。コーネリアスの看病につきっきりになるシーザーに対し、発言力を増す好戦的なゴリラたち。人間が攻めてくると、猿たちは応戦をし、撃退。その後、アルドーのコーネリアス殺しが明るみに出て、シーザーほアルドーを殺してしまう。猿は猿を殺さないという禁忌を破り、復讐のため図らずとも猿殺しをしてしまったシーザー。また、それと同時に奴隷的身分だった人間も人権を訴え、解放するところとなる。かくして新たな秩序を迎えた猿と人間たちの未来はどうなるのか。最後はシーザーの死後、人間を猿も入り混じりつつ、彼を讃えて教育がされるシーンで映画が終わる。ゴリラが王シーザーのいない間に発言力を増し、軍国主義に傾く流れは人間のそれと重なる。ただ、戦闘シーンチープすぎ。もう少しなんとかならんかったのか。