McQ

穴のMcQのレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
3.7
脱獄映画と言えばの有名作品と思われますが、真面目に観るのは初めて(^^;

それにしても「穴」ってタイトルめちゃめちゃ多いのもビックリ。

「抵抗」(鉛筆一本見つかれば銃殺&脱獄しなければ死刑確定)の後に観てしまったせいか、ギャップが大きすぎて中盤までは、ごっこ遊びに見えてしまい中々入りこめず、、

仲間同士和気あいあい、看守も意外とフレンドリー、部屋も頻繁に出入り出来る上に看守がべったりついてる訳でもない。
死刑にもならない。
爆音で床を掘っている間に看守が近づいて来て部屋を通過するまでを監視役が仲間に伝えているのに、御構いなしに爆音で掘り続ける男達、、
何のための監視役?!
とかとか、余計な事ばかり気になる始末。。

というのは中盤までの感想で、、

そこから先は驚異の追い上げ!
これまでスリルも興奮も何も感じなかったのに、後半になり気付くと画面から目が離せなくなっていた。

ここで生まれる緊張感は、退屈に見えた地道な穴掘りシーンでしっかりと土台が構築されていたからこそ!

最初からこの映画の見方が間違っていたと気付かされることに。。
(ていうか抵抗の後に観てしまったのが失敗)

脱獄系、銀行強盗系はこういう面白さがあるから油断出来ません。
これはクセになりそう、、
McQ

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