今作は1960年の脱獄サスペンス映画。
パリにあるラ・サンテ刑務所の監獄に入っている5人の囚人が脱獄計画を立てて、ひたすら外の世界を目指して穴を掘り進めるというシンプルな内容。
今作はとにかく穴を掘っていくだけのストーリーですが、いつ看守に見つかるか分からない状況で、道具もそこらへんにある物を工夫して使うため、見ていてスリリングに仕上がっています。
また、囚人役の中には、この映画の実話になった1947年の脱獄に、実際参加していた元囚人が脚本と出演をしているため、とにかくリアリティーがあります。果たして5人は脱獄できるのかどうか、ラストはとても驚くと思うのでぜひ見てみて下さい。