くわまんG

穴のくわまんGのレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
4.0
『ショーシャンク』が大幅に割愛した工程をみっちり見せる脱獄映画。

ガンガンガンガンガンガンガンガン音立てて穴を掘りまくるだけのシーンを延々と流されて、極上の臨場感が味わえる不思議。いかに骨も心も折れそうになる作業か、いやでも伝わってきます。

大変な作業を一緒にやるうちに芽生える友情。なんとか脱獄してほしいと願わずにおれません。さすがにジョーはさぁ…なんて思うけど、脱獄に正義は無いのです。

穴がダブルミーニングになっていて、お後がよろしいようで。後味は苦いけど、仕方ないのです。