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ゲキ×シネ「髑髏城の七人〜アオドクロ」のMOONのレビュー・感想・評価

3.8
『髑髏城の七人Season鳥』が上演中という好タイミングでゲキシネ上映があったので鑑賞。

ゲキシネ化されてからの3作品。ワカドクロ→アカドクロと観て、やっと最後のアオドクロに辿り着きました。(上演順はアカ→アオ→ワカ)

すべて観るとワカドクロだけが異色なのがよく分かる。アカとアオは捨之介と天魔王が一人二役なので より役者さんの力量を試される部分があるのですが、染五郎さんはさすがの貫録でした。特に天魔王を演じてる時はゾクゾクしたなぁ。オープニングもカッコ良かったです。

でもアカやワカに比べると、かなり華やかというか。歌も踊りも笑いも組み込まれててエンタメ色の濃いものになっていました。これはこれで好き!

無界屋蘭兵衛は早乙女太一くんのイメージが強すぎるので、池内さんはあまりにもイメージ違い。アカドクロは女性設定だったから別物として見られたけど、同じ男性設定だとどうなのかな〜という不安はありました。でもいざ観てみると、太一くんとは全く違うアプローチの蘭兵衛だったので、こーいうのもアリだなぁと。あそこまで違うと比べる感じにもならないし(笑) 。夢見酒の影響を受けているとは思えないw強い意志を持って行動する蘭兵衛。なかなか良かったです。

殺陣はアカもアオもお芝居の一連の流れの中でサラッと出てくる程度なので、あんなに殺陣へのハードルが高くなったのはワカドクロからなのがハッキリ分かりました。ワカの殺陣を基準にしてしまうと物足りなさを感じてしまいますが本来はこんなもんよね(^^;と立ち返り。アオはアオでケレン味たっぷりで楽しかったです。
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