どーもキューブ

赤い殺意のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

赤い殺意(1964年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

今村監督どえらい愛

 

脚本監督今村昌平。

初期今村作品の中でも重厚な重喜劇作品。

出演の春川ますみの素晴らしい演技、体!

春川のおっきな体とおしとやかな田舎訛り。

席をいれない不倫中の黄門様、夫、西村晃。

春川に目をつけレイプし、関係をせまり続ける露口茂。

春川の引っ込み思案過ぎて苛立つもしくわ拒否する方もいるかもしれない。

彼女の頑なに体裁を整え、自分の不幸を嘆き、何故か露木の求めに体がおうじてしまう。

劇中の籠のネズミのように肉欲にまみれながら彼女はむしろたくましくなっていきます。

雪のシーン、屋根でのこぜりあうシーン、汽車のデッキでのラブシーンなど必見。しだいに美しくみえる春川!

今村監督恒例の生物こだわり、ネズミ、芋虫などが登場します。

春川のどえらい愛、赤い殺意が今動き出す。

 2009年4月4日 8時27分レビュー

追記
今村監督の重喜劇初期のセクシャルイナカッペ訛りクライムもの。
春川ますみという女優が、体当たりで魅せる。今村風ロマポルにもみえます。

本作の持ち味は、後期の「うなぎ」まで続きます。

春川さんのおっきな体、訛り、いじらしい、どんくささ、雪、屋根、。もう一回みたいなぁ。けど、レアソフトや。
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