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フラッシュダンスのskipのレビュー・感想・評価

フラッシュダンス(1983年製作の映画)
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さて80年代の作品であります。
サタデーナイトフィーバー、ビバリーヒルズコップ、ゴースト…まさに一つの黄金時代を築いた作品であります。
といってもこの作品は一映画作品にはとどまりません。80年代という文化そのものであり、一つの時代でありますから。
その音楽はある人には青春そのものであり、またある人には仕事のストレスの発散であったかもしれません。いや発散ではとどまりませんね笑、自身の魂の解放といっても過言でない人もいたのでしょう。
そう、もちろん合言葉はディスコです。
リピートアフターミー。『ディスコ』。
大切なので二度言いました笑。
音楽と映像と記憶は一体化すると常々ぼやいておりますが、これ以上に説得力のある文化があるでしょうか。
さて本編の舞台は確かピッツバーグ。まず間違いなく鉄鋼が出てくる土地ですよね。そういえばアメフトのチーム名はスティーラーズでしたね。そんな鉄鋼の土地で働くピッツバーグの青年達100人のうち100人が夢に描くこととはなにか。ひとえに「ピッツバーグから抜け出す」ことであります。コメディアン、アイススケーター、ダンサー。あゝ憧れの土地ロサンゼルス。彼らは必死に働きお金をためいつかその土地を抜け出して一世を風靡することを夢みているわけです。
そしてもちろんこの主人公の夢はダンサーでした。
まあ作中では脈略なく話がどんどん急展開します笑。でも正直ストーリーの濃さや、つながりの精密さなどどうでもいいんですね(まあ良くはないけど笑)。話ができすぎてる?リアリティがない?そこは論点ではないのです。割り切りましょう。
はっきりいって『とある少女のアメリカンドリームの話。』それさえわかればもうあとは適当でいいんです(たぶん笑)。
大切なのは数々のダンスシーン。音楽。魂。そう恐怖感すら漂うほどの魂が乗り移ったダンスと、聞くだけで洗脳されたかのように勝手に体が動くテンポ感最高の音楽です。大げさ?いえいえ本当に勝手に体が動くんですよ。って人は病院に行くべきですが、それほどのインパクトがこの映画そのものなのです。
多くの人の記憶に残るこの映画。映画のでき云々があったとしても、低評価することができるでしょうか?笑
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