大鳥涙

ブラックブックの大鳥涙のレビュー・感想・評価

ブラックブック(2006年製作の映画)
3.5
Amazon Prime Video
何となくヴァーホーヴェンが観たくて再鑑賞。
命の保証もない極限の状況では、信じていた人を平気で裏切る者、刹那的な快楽に溺れていく者、自己保身だけをひたすら考える者、そんな心が空っぽな人の形をした悪魔が蔓延る。映画では昔から、唯一愛情だけが救いとして描かれることが多く、今作もそうだった。
戦時下を生きたヴァーホーヴェン監督の恫喝を感じた。スターシップ・トュルーパーズと並んで、監督の代表作であり力作。
大鳥涙

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