めめめのめーさん

ナインスゲートのめめめのめーさんのネタバレレビュー・内容・結末

ナインスゲート(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を解説しろと言われたらとても困る映画でした。
正直よくわかりません。
原作も未読です。

視聴してから、いろんな方のレビューを拝見して、やっとぼんやりと事の輪郭が掴めたような気がします。その程度です。

もしこの映画を完ぺきに理解した方がいたら、子ども並みになんでなんで攻撃をしてしまいそうです。
あの女の人はいったいなんだったの?
あのラストシーンは?
ジョニーデップは結局どうなったの?
あのセックスシーンはなんなの?
なんであの人は殺されたの?
儀式して結局どうなるの?
どうして貴重な本の価値を知ってる人が、その本を扱うときタバコを吸ってるの?

このように視聴後に疑問点がぽこぽこ浮かんでくる映画ではありましたが、それでも嫌いじゃないなと思うのは、映画全体の持つ雰囲気がとっても良かったからです。
内容はちっともわからないけど、存在だけでわくわくさせられてしまう古書の数々。
その古書がぎっしり詰められた大きくて威厳のある本棚。
ドラキュラが住んでいそうなお屋敷。
いかにもな黒ミサの様子。
上品に降り積もった粉のような埃。
不思議な版画に隠された文字。
意味を考え出すとむずっとするのに、ぼんやり視聴して感覚で味わうにはとても癒される映画でした。雨の降ってる日なんかに暖かいココアでも飲みながら1人で見るのに良い映画というか、たぶん映画館で見てたらムカついてたと思います。

雰囲気の点ですごく残念なのが、あのよくわからないお姉ちゃんの衣装です。色気がなくて安っぽくて、映画の雰囲気とも女の人の雰囲気とも合っていなかったと思います。