BOB

ジャイアンツのBOBのレビュー・感想・評価

ジャイアンツ(1956年製作の映画)
3.8
ジェームズ・ディーンの遺作。
【Dream as if you'll live forever. Live as if you'll die today.】

アメリカ西部開拓期末期。激動の時代に、テキサスの大牧場主夫婦が歩んだ30年のドラマ。

ジェームズ・ディーン目当てで鑑賞。これで3/3。人間ドラマもテキサスの独特な歴史も興味深く、長さはさほど感じなかった。

伝統的なテキサス人のビック。人種差別に反対し、女性の自立を主張する東部出身の令嬢レズリー。メキシコ人差別主義で、石油成金のジェット。自分達らしく新しい道を切り開こうとする子供世代。
拳による泥々の殴り合いは西部時代への挽歌のように見えた。

20代の主演3人が50代まで演じきる。特殊メイクが凄い。

ジェームズ・ディーンって、別格の俳優
だったんだと改めて実感。独特のオーラがある。本作ではどこか気だるそうな演技。遺作がなかなか惨めな役になってしまったが、逆にそれが人気に繋がったようにも思えた。

"Pedro"🐓

"Bick, you shoulda shot that fella a long time ago. Now he's too rich to kill."

"You want to know something, Leslie? If I live to be ninety, I will never figure you out."

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