Shizka

ジャイアンツのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

ジャイアンツ(1956年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

いいはなしだよ、頑固親父が周りに感化されていってどんどん変わってゆく。母親も自分の流儀を貫きながらもやがて夫と一緒になってゆく。

ただね、長いんだ。200分を超えても集中力が持つ人はいないし、なんかもっと、シンプルにまとめられなかったのか?と思う。石油のくだりとか、そんなにいるかなあ? 

この、気に入らないことがあれば殴れる時代はとてもいいもので、暴力ではなにも解決しない、なんてことは絶対にないと思う。ファイトクラブのように原始のDNAに戦う本能が組み込まれたのに、殴り合いができない現代社会はやっぱりどうしてもおかしいと思うんだ。

結果彼は負けたけれどもそういうことじゃないんだ。意思を証明する、違うと思っているやつに立ち向かうのは簡単じゃないけれど、それで勝ち取れるのが愛する人からの尊敬なら、やるんだ。たとえ法に触れても。

いろんな紆余曲折を経て最終的なエンディングでは落ち着いたんだけれども、それからもどんどん人はブレて変化してゆくんだよね。自分はどういったステージなんだろうかね。
Shizka

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