キッチー

バットマン リターンズのキッチーのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
3.5
ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演のバットマン2作目。
今回目玉はヴィランのペンギンとキャットウーマン。前作では狂気のジョーカーが大暴れの回でしたが、今作はちょっと悲しい。そしてブルースの恋愛も切なかったです。

奇形の手を持って産まれたオズワルド・コブルポット。排水溝に捨てられ流れついた先にいたペンギンたちに育てられたが、復讐のため、人間の世界に現れる。このペンギン役はダニー・デヴィートが怪演、ちょっと悲哀も感じさせられました。顔に付けたクチバシ、奇形の手、そして体型、造形も凝ってましたね。キャスティングされたのは『カッコーの巣の上で』で共演し前作でジョーカーを演じたジャック・ニコルソンの推薦だったとか。
少し前にTVドラマ『ゴッサム』も観てましたが、ロビン・ロード・テイラー演じるオズワルドとは全然別物でしたね(笑)

そしてバットマンの相手役はミシェル・ファイファー演じるセリーナ・カイル。彼女はゴッサムの実業家マックス・シュレック(クリストファー・ウォーケン)の秘書をする内気の女性だったが、マックスの悪事を知ってしまうことから、殺されてしまう。しかし、猫の魔力を得てキャットウーマンとして復活する。彼女はバットマンやブルース・ウェインに惹かれながらも、独自の行動を起こしていく。ミシェル・ファイファーもまた、孤独で悲哀を感じさせる演技でインパクトありました。

今作もティム・バートン監督らしくダークで雰囲気のある映画でした。本物や人形、着ぐるみ、CGも使ったペンギンの軍隊を作ったり、造形も凝ってましたね。クリスマスのゴッサムも良かったです。
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