🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-513 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001
🖋 "Hello, everybody. This is Mrs. Norman Maine." このラストのエスターのファンに向けたメッセージに号泣。。。終盤、涙を堪えながら鑑賞していましたが、ここで一気に崩壊してしまいました。この台詞にエスターの全ての気持ちが表現されているからです。やはり『スタア誕生』、とても素晴らしい作品です。
🖋本作と1954年(ジュディ・ガーランド主演)、1976年(バーブラ・ストライサンド主演)、2018年(レディ・ガガ主演)と4度映画化されている作品です。その時の主人公を演じる女優の特徴によって、ミュージカル女優や歌手などに主人公の立ち位置は変わりますが、概ねストーリー展開は全て同じです。同じですが、私はこのオリジンとなった本作が一番好きです。それはやはりW・ウェルマン監督がこの素晴らしい作品を作り上げなかったら他の映画史に残る傑作三本は生まれなかったからです。妻にした女優の卵が、スターに上り詰める一方で、凋落していくスター俳優の夫。この夫婦を演じたジャネット・ゲイナー、フレドリック・マーチの抑制した演技が素晴らしいです。また本作だけにある祖母の存在感の大きさを感じる挿入話が素晴らしいですね。
🖋あと印象的なのはまだまだ不安定ですが、全編テクニカラーであること。これ褪せた色使いが却って情緒感豊かな映像を作り上げています。特に夫ノーマンが入水自殺する前の夕日に照らされた赤い海が印象に残っています。。。
🖋4作全て好きな作品ですが、やっぱり本作が最高ですね!!
😢物語は。。。(参考:Amazon より)
北ダコタの寒村に生まれたエスター・ブロジェットは、銀幕のスターに憧れていつも映画雑誌を手から離したことがなかった。愚鈍な父親、腕白者の弟、うるさい叔母のマテイなどの中で、若い頃この地方の開拓者であったレティー祖母だけが、彼女の望みを理解し力づけてくれた。そしてある時、エスターは祖母に勇気付けられた上、貯金をもらって夢の国ハリウッドへスターを志して出発した。しかしハリウッドで彼女を待っていたのは就職難だけだった。エキストラの役さえもなく持ち金も残り少なくなったころ、安宿で知り合った人の良い助監督のダニイの世話で、ある映画関係の宴会にお手伝いとして雇われた。その席で彼女は大スターのノーマン・メインに会った。ノーマンは美しいエスターを見ると、同伴していたアニタの嫉妬も構わず彼女を家まで送ってやった。そしてエスターの夢が実現するときがきた。
🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『スタア誕生(1937)』
原題(英題):『A Star is Born』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1937
日本公開 :1939/04
🎥上映時間 :111分
🎥受賞 :第10回アカデミー賞 脚本賞 撮影賞
🎥監督(製作):ウィリアム・A・ウェルマン
脚本 :ロバート・カーソン、ドロシー・パーカー、アラン・キャンベル
原作 :※※※
撮影 :W・ハワード・グリーン
音楽 :マックス・スタイナー
出演(声優):ジャネット・ゲイナー、フレドリック・マーチ、アドルフ・マンジュー
🔸Overview (映画. comより)———————
「沙漠の花園」に次いでデイヴィッド・O・セルズニックが制作したテクニカラー映画で、色彩デザインもカメラも「沙漠の花園」同様L・C・ホルデンおよびハワード・グリーンがそれぞれ担当した。主演は「四つの恋愛」「小都会の女」のジャネット・ゲイナーと「復活(1934)」「ダアク・エンゼル(1935)」のフレドリック・マーチで、「オーケストラの少女」「銀盤の女王」のアドルフ・マンジュウ、「妻と女秘書」のメイ・ロブソン、「オペラ・ハット」のライオネル・スタンダー「ビック・ゲーム」のアンディ・ディバイン、新顔のエリザベス・ジェンス等が助演している。監督は「小都会の女」「ロビンフッドの復讐」のウィリアム・A・ウェルマンで、ストーリーはウェルマンがロバート・カースンと共作し、脚本はカースンがドロシー・パーカー、アラン・キャンベルと協力して書いた。