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スタア誕生のlemmonのレビュー・感想・評価

スタア誕生(1937年製作の映画)
3.6
栄光のハリウッドを入れると、ガガ版含め5回のリメイクをされている名ストーリー。

ハリウッドの内幕をあぶりだしながら、見事愛のある物語に昇華させているところがにくい。一番応援しているはずの自分が、一番大切にしたいものを壊してしまうかもしれない時、人はどうしてしまうものなのだろうか。

ヒロインのために、変わることができるのも愛だと思うが、本作は違う道を選んだ。これを愛と呼ぶのか、ある種究極の愛の物語を代表する一本。


強烈なスタア性を感じさせたガーランド版が好きだが、本作もマーチの哀愁ある演技に胸が締め付けられる。

但し、スタアの気質を感じ取れたとも取れるが、ゲイナーの初めから落ち着いた貫禄のある演技があまりあっていないようにも。何度も見ているので、贅沢な指摘だが。


ガガ版、楽しみである。
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