ねぎおSTOPWAR

スタア誕生のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

スタア誕生(1937年製作の映画)
3.9
アカデミー受賞作品を観よう31(1937年第10回脚本賞/撮影賞)



「アリー」を観てから、どんなもんか観たかった作品。4回も映画化されてると聞くと、リメイクセンスを発揮しがいのある何かがあるのかと考えますが、いやハリウッドの、シンデレラストーリーを信じる街の自叙伝?だからでしょうか。彼らが愛すべきストーリー・・。

ゆえの脚本賞。



主役の女優は適度な野心と人並外れる献身さを持ち合わせたラブリーキュートな役。

男優はこれまたハリウッドには数多く実在するピュアなんだけど破天荒なドランカー。

「アリー」でもそうでしたが、「えっ、ここまでうまくいっちゃうわけ??」と下衆な勘繰りしてしまうほどのサクセスから一転目を覆いたくなるような人生下降線。

栄光にしがみつくような真似をして生き延びるなんてさらさら考えていないが、それにしても自分はどこまで周囲に嫌われていたのか・・。そりゃ自業自得ではあるけれど、愛する女性の重荷になって生きることは我慢ならない。

皆が夢見る銀幕スター(ふっるい言い方!)の光と影。

ジャネット・ゲイナーのラストはいい顔しています!