Masato

リンカーン弁護士のMasatoのレビュー・感想・評価

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)
4.0

金のためなら何者かも厭わずに弁護をするがめつい弁護士が、高額報酬に飛びついた依頼が危険で奔走する法廷サスペンス。

司法関係に疎く、途中で混乱することもあったが、大まかな流れは掴め、その二転三転する話運び、緊迫感のあるスリラーな展開、策士ともとれる巧妙な法廷シーンで楽しませてもらった。

エンタメ良作にありがちなのは、間口が広いこと。最初はなんてことない入りやすい展開だが、後にそこから深堀していき、展開を積み重ねていく。ストーリーの題材的に無理なものもあるが、大体こういう感じだと本当に面白いのが多い。本作も見事それだった。

最初は金に目がない奴だわ、悪人をカネカネで弁護するわでイメージとしては最悪なんだが、彼なりの信念があって、人間としてちゃんと悪を正す者として成長する様が人間臭くてダークーヒーロー感があって魅力的。まあマコノヘー兄貴のイケメン渋顔のおかげで悪かろうが良かろうが惚れるのは確定なんだが。(好きなだけ。)

マコノヘー兄貴の演技力が凄まじく、名優の手腕を悉く見せてくる。マジで惚れちまうわ。脇を固める俳優陣も素晴しい人ばかりで最高。マリサトメイにレグイザモ、メイシーにブライアンクラストンときた。激シブなメンツでツボツボ。最高。

検察のジョシュルーカスとかイケメンすぎるし、リンカーンの運転手のハンチング帽にスーツとかいうクソかっこいいスタイルなのも最強。イケメン多すぎ。

脇役の中で一番好きだったのがマスタング男。法定の前でめちゃくちゃ堂々とセックスの話を微笑みながらするのが最高すぎる。まさにプレイボーイって感じで余裕のある姿が惚れ惚れする。合意の上で楽しませてもらった。楽しむのが人生ってもんだろ?俺が好きなのは正常位だ。言ってみてえ。


難しいとか言ってないあたり、自分の頭の悪さ、みんなの頭の良さを痛感します…。司法関係むつかしい…
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