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実写版 18倫の堊のレビュー・感想・評価

実写版 18倫(2009年製作の映画)
3.9
AV版『アメリカの夜』。城定監督の手腕というよりものちに『オーバー・フェンス』、『そこのみにて光輝く』を担当している高田亮による、引用に次ぐ引用、明らかな画面のチープさを補うための反復と省略からなる脚本がとんでもなくいい。もちろん城定監督も全力を出してる。『つくしのエロいい話』のバディホリー歌いながらの川沿いのスキップ、『悦楽交差点』のラストの警官からの逃走、それらに連なる「城定映画的」としかいいようもない夜の公園での自転車練習からのあのエンディングはほんとうにエモい。個人的には城定監督ベスト。まだ全然見てないが。
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