映画自体は、拙い「主体性回復の物語」なんですが、私は黒木瞳目当てで観たので、問題なく面白かったです。
間違ってもバンドものとして観てはいけません。
ということで、以下は最近大ファンな、黒木瞳さんについてのあれこれです。
この映画ではいびられて、ぞんざいに扱われて、イライラを抑えきれない黒木瞳さん。いたたまれない。
実際に黒木瞳が奥さんだったり、お嫁さんだったりしたら、まずあり得ない扱いだとは思うけど。
しかし、今よりも老けて見えるんですよね。黒木瞳って、50歳くらいで見た目年齢が長いこと固定されてて、40代の頃は老けて見えるんですよね。で、今の60代だと若く見える。この映画を撮ったのはちょうど50歳くらいかな。不思議な人です。
運転してるとこ、歌ってるとこ、全体に新鮮で面白かったです。ギターも全然弾けてないけど頑張ってました。指板を押さえる左手に、指サックしてたのには目を疑いましたが…よほど痛かったんでしょうね。
お店のパートさん姿、全然似合わないのにリアリティはしっかりあって意外でした。
取り乱して怒ってるとこもあります。あんなシーンでよく泣けるなぁ。さすが女優さん。
脚本と演出がめちゃくちゃですが、黒木瞳のPVとして観ると楽しいです。ひたむきな黒木瞳さんの姿を見たい方にはオススメ。