物語のためにいる人間じゃなくて、そこに映ってる人間の瑞々しい息遣いを捉えようとしてるのは好きやった。けど、もしかしたらやりすぎかも。これが酷くなってくと雰囲気映画になってしまうんやなって。
特に中盤まで、音楽とモノローグが流石に多すぎる。ダイジェストみたくシーンが流れてくから(まあ実際ダイジェストっちゃダイジェストやったから成功してるんかもしれんけど)すげー長いオープニングを観てるようでそれなりの向き合い方で見ちゃう。
男同士の殴り合いがドン引きのワンカットフィックス長回しなのとか、バイクが爆ぜるシーン・その後(多分救急車乗せられて手術なり入院なりあったやろう)をサクッと飛ばしちゃってんのは良かった。ここはそれでいいよなって。
何回か出てきたほぼ真上からの俯瞰ショット、あれすげえ好きやった。
あとロケ地が魅力的。