だびー

地の群れのだびーのレビュー・感想・評価

地の群れ(1970年製作の映画)
4.3
部落差別に被爆者差別、反共に逆コース。社会の構造に囚われて動けない人々が生きる、苦しみや痛み。瓦礫や荒屋ばかりの光景から一つ壁を乗り越えると全く"新しく綺麗"な生活が見えてくるけれど、その壁の余りにも高い。統治者は勿論、神すら見捨てたような地での、沸き起こるマグマのようなやり場の無い怒り。傑作。
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