午前十時の映画祭12で鑑賞。
◎80点
初鑑賞です。
以前から観たいと思ってたので劇場鑑賞できて嬉しかったです♪
離ればなれに生きてきた兄弟の再会と旅を描くロード・ムービー。
■高級車のディーラー、チャーリー宛に絶縁状態だった父の訃報が届き帰郷。父の巨額の遺産は存在すら知らなかった自閉症の兄レイモンドが相続することになっていた。チャーリーは、納得できずレイモンドを施設から連れ出し、LAへと向かう－。
チャーリーのキャラが結構酷い💦
仕事ではパワハラ、恋人にはモラハラ。顧客には手続きがうまくいってないのに嘘をつき、施設の精神科医ブルーノには高圧的な口調で自分の正当性を認めさせようとする。
兄のレイモンドを無断で施設から連れ出すし、レイモンドに対する言動も酷くて観ていてしんどくなった。
こういう人、すごく苦手。
ドン引きしながら観てたけど、レイモンドと旅をしていくうちに、段々と兄の事を思い出し、タイトルのレインマンという言葉の真相が分かって、というくだりはグッとくるものがあった。
チャーリーは酷い奴だけど、根っからの悪ではなかったし、遺産の件は分からないでもない。
一人っ子だと思ってたら兄がいて、しかもサヴァン症候群で施設にいるのに遺産は兄がもらうなんておかしいだろ、って思うのは無理ないかな。
でも、誘拐まがいに兄を連れ出すのはやり過ぎだけど。
チャーリーの恋人、スザンナがととも良い人でレイモンドに温かく接する思いやりのある人だったのは救いでした。
離ればなれに生きてきた兄弟だけど、旅を通してチャーリーは兄を知り、歩み寄り、理解していく。
チャーリーの成長物語にもなってました。
その過程があるから終盤はせつないけれどとても良かったです。
エンドロールではレイモンドが旅で撮った写真が出てきました。
2人の旅の思い出のような感じで、楽しいような切ないような、そんな気持ちになりました。
チャーリー役のトム・クルーズ、若い、カッコイイ！傲慢な役をうまく演じてました。
レイモンド役のダスティン・ホフマンの演技は素晴らしかった。
スザンナ役のヴァレリナ・ゴリノ、可愛らしかった💓
名作と言われるのも納得。
観れて良かったです😊
観客 1階席 1人＋？、2階席 1人
字幕翻訳: 戸田奈津子
劇場鑑賞 #94
2022 #106
