Screen7

レインマンのScreen7のレビュー・感想・評価

レインマン(1988年製作の映画)
4.0
父親の死がきっかけで、自分は一人っ子だとおもいこんでいた主人公チャーリーは兄の存在を知ります。
亡くなった父の遺産の大部分は兄のものになると知り 最初はお金目当てで彼と親しくなろうとするのですが、彼と接する中で気持ちに変化が。
最後には兄弟の絆を感じさせてくれる温かいドラマありの兄弟の旅のロードムービー。

並外れたレイモンドの記憶力を使って賭け事をしたり、ダンスするときの女性のエスコートの仕方を教えたり(教えてもらったり)、旅を楽しむ2人の姿がよかったです〜!
遺産目当てだったチャーリーが、心から兄に優しくなっていくのが見ていてはっきりわかります。

鑑賞してから3ヶ月以上経ってしまったのでレビュー書くつもりなかったのですが、先月号のscreenの連載で今作が取り上げられていて書く気がわき、書きました。笑
その記事で、最初はホフマンが弟役だったということを知りました!
私の中では完全にダスティン・ホフマン=兄、トム・クルーズ=弟の図式が出来上がってしまっているので想像がつきません…

今作で主演男優賞を受賞したダスティン・ホフマンですが、役柄を理解するために自閉症患者の方とその家族と長い時間過ごしたり、役作りに努めたらしい。凄い演技力です。

歳をとっていくと、過去の記憶がちょっと変わってしまうことはよくあるもの。
チャーリーは、想像上の人物だと思い込んでいたけど…題名の"レインマン"とは兄レイモンドのことだったのですね!
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