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レインマンのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

レインマン(1988年製作の映画)
3.5
ダスティン・ホフマンとトム・クルーズ主演で兄弟愛を描いたロード・ムービ-。
バリー・モローの原作をバリー・レヴィンソン監督が映画化。
ベルリン国際映画祭作品賞受賞。
原題: Rain Man (1988)

十代の頃に家を飛び出し中古車販売業をしている26歳のチャーリー(トム・クルーズ)のもとに、音信不通にしていた父の訃報が届く。
シンシナティに帰省すると、父が彼に残したのはバラと中古車だけで、残りの300万ドル以上はサヴァン症候群でホームに入っている義理の兄、初めて存在を知らされたレイモンド/レイ(ダスティ ン・ホフマン)が相続することになっていた。
店の資金繰りに困っていたチャーリーは、遺産目当てでレイモンドをホームから連れ出し、自分が住むロサンゼルスへ向かう…。

「パンツはパンツだろ。
僕のボクサー・パンツには、レイモンドって名前が書いてある。
わかったよ。店の前を通ったらボクサー・パンツを買ってやるよ。
僕のボクサー・パンツはシンシナティのKマートで買うんだ。
シンシナティには戻らないぞ。スタート地点に戻っちまう」
Underwear is underwear, Ray.
My boxer shorts have my name and it says Raymond.
All right, when we pass the store, we'll pick you up a pair of boxer shorts.
I get my boxer shorts at K-Mart in Cincinnati.
We're not going back to Cincinnati, Ray, so don't even start with that.

「あんたか?あんたがレインマンなのか?」
You? You’re the rain man?

「C-H-A-R-L-I-E、メインマン(親友)」
C-H-A-R-L-I-E. C-H-A-R-L-I-E. Main man.

レイモンドの超人的な記憶力はラスベガスのカジノで、カード・ゲームの金儲けに利用される。

原作者のバリー・モローがロナルド・バスと共同で執筆した脚本が活きていて、ユーモアを感じさせる。 
"AIko Iko"
"ISaw HerStandingThere" 
"Stardust"などの挿入曲もよい。
ダスティン・ホフマンのいかにも作り込んだ演技が話題になったが、それより最後に生きる意味に気づく口八丁で軽薄な若者を演じたトム・クルーズが印象深い演技を見せる。
なお、トム・クルーズの恋人スザンナ役はアテネとギリシャで育ち、イタリア映画などで注目されていたヴァレリア・ゴリノ。
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