みい太郎

八つ墓村のみい太郎のネタバレレビュー・内容・結末

八つ墓村(1977年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

先日仕事で双子のお婆ちゃんを
対応することになり…
同僚と話してる時に、

「私双子のお婆さん怖いんだよね」

とふと口をついた。

コレを子供の時にテレビでみて内容
覚えているのは市原さんの双子婆さんと寅さんの金田一耕助。

市原さんが亡くなられて
ふとちゃんと観てみようと。

面白かった。
役者さんたちが(^_^;)

なんかね
韓国映画を見る時と同じ様な心理になった。
新鮮だった。
小手先じゃない感じ。
40年以上前の作品だし昔の作品って感じだし、今と違って映像も演出もメイクや洗練さはない。
大げさだし(^_^;)
でもね演者が豪華、尚且つ若い。
ギラギラしてる。貪欲。
現代の作品ではなかなか感じた事ない感覚。まるで舞台を見ている様。

寅さんの金田一さんが結構酷評
なんですが…私は一番好きだった。

帽子や袴、下駄、ロン毛、大量のフケ(苦笑)
なんかには一切頼らず
飄々とした金田一探偵。
あの力の抜け方を観て演技の凄さを実感した。

そして双子婆さんAを演じる市原さん。Bの婆さんが可愛そうなくらいの独壇場。
私これが怖かったんだなあと感慨深い。上手いなあーやっぱり。
あと山崎努さんの日本刀を持って走り来る感じ。怖かったー。
迫力とはこうゆう事を言うんだねと…桜吹雪の中の姿に思う。

今で思った事無かったけど
ショーケンがかっこよかった。
今どきの若いイケメン俳優には出せない憂いがある。
そして…昭和の大女優(^_^;)
小川真由美さん。最終的には笑ってしまったけど気迫が凄い。
女優だなあと思う。
日本映画もこの頃はきっとチカラ強くてパワーも半端なかっだと実感した。

abuさま(^_^;)
私も中野さんの綺麗さ、妖艶さ、色っぽさをこの歳になってやっと気が付きました。
みい太郎

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