ごんチキン

八つ墓村のごんチキンのレビュー・感想・評価

八つ墓村(1977年製作の映画)
3.5
横溝正史原作の小説で、"探偵 金田一耕助"が登場する超有名シリーズの一作です
本作は寅さんとして有名な渥美清さんが金田一役として出演しています

航空機誘導員として働く寺田辰弥は、死んだ母方の祖父と出会う。しかし、出会ってすぐに祖父は何者かに毒を盛られ死亡。辰弥は母の生まれ故郷である八つ墓村に行くが、そこには忌まわしい歴史が残り、次々と殺人事件が起こるというお話

石坂浩二さんのリメイク版『犬神家の一族』をかなり昔に見て、もう少し昔にTVドラマでやっていた稲垣吾郎さんの『悪魔の手毬唄』を見て以来の金田一耕助シリーズです
渥美清さん出演の映画を見るのはこれが初めてだったりします(^◇^;)
他にも萩原健一さん、山崎努さん、『君の名は。』で三葉のおばあちゃん役の市原悦子さん、『Dr.コトー』の吉岡秀隆さんといった有名俳優が出演してます

本作だけではないですが、横溝正史先生は人里離れた村の一族とかルールとか…そういう現代では薄くなりつつある風習が大好きなんだなと感じました…笑

作品自体は「前半ミステリー後半ホラー」というかんじになっていて、個人的には後半からおもしろくなった気がします!
そして、終盤の洞窟内で追いかけられるシーンめちゃくちゃ怖かったですね💦
萩原健一さんがスローモーションで追いかけられて、洞窟に犯人の泣き声だけ響くシーン…金田一の推理の解説が途中で何回も入るのですが、怖すぎて内容なんて入ってきませんよ笑

ミステリーもがっちがちのミステリーというわけではなく、ゆるいミステリーになっていました
金田一耕助の名推理が炸裂するというよりも、徐々にいろんなことが起きて真相が明らかになるのは「金田一を名探偵にせず、おどろおどろしさを感じてほしい」という目的があるのかもしれませんね
僕はこういう不気味な雰囲気とか、"行ったらヤバイところだった"系のストーリーが好きなのでしっかり見ることができました

ただ、2時間半あるので長いです…
アクションシーンや派手なシーンがあるわけではないので若干飽きてきます💦
そして一族の血筋のお話なので、登場人物が多めです
石坂浩二さん版よりは割と少ないようですが、「いま話してたのは誰?」と混乱してしまう人もいるかと思います

※ちなみに、山崎努さん演じる多治見要蔵が狂って日本刀とショットガンで村人を大殺戮するのは、都井睦雄という男の"津山事件"という事件が基になっています

そして驚くことに、多治見要蔵のフィギュアが約1万円でネット販売されてます笑笑