青山

ビルとテッドの地獄旅行の青山のレビュー・感想・評価

ビルとテッドの地獄旅行(1991年製作の映画)
3.3

アホのビル&テッドが帰ってきた!
あんなアホな映画にまさかの続編。アメリカ人ってアホなのかな。

前作では歴史を旅して偉人を集めた彼ら。今回は未来人の陰謀で暗殺されて地獄めぐりをします!

ただ、正直前作のがよかったなという感じはしちゃいますよね。
なんせ、話の目的地が見えない、これにつきます。
前作は「単位を取る!」という超明快な目的のために一直線で大冒険が繰り広げられたためにヒジョーにわっかりやすかったんですが、今回はなんか話があっちゃこっちゃに飛んでなにがしたいのか分かんない(突然の辛辣)。
キャラがはちゃめちゃな上に話もとっ散らかってたら収拾つかないからね。
そんな目的地の見えづらさのせいで終始なんとなくダレてる感じになっちゃってるものの、なんといっても新キャラの死神がサイコーですわ。
なぜなのかベルイマン・オマージュで、たしかにベルイマンのオリジナルでもあいつインチキしてチェスに勝とうとしてたけど、本作の死神ちゃんはさらにお茶目で可愛い。
でも、死神が魅力的だからこそ、ビルとテッドが霞んでる気もするし、そもそも「これ本物か?偽物か?」という視点が入ってしまった時点で応援しづらくなるのがやはり残念。

しかし、近日公開のパート3にもこの死神さん出てくるらしいから、とりあえずそれは楽しみです。
青山

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