ぱやぱや

サブウェイ123 激突のぱやぱやのレビュー・感想・評価

サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)
3.0
主演2人の演技は本当に迫真で最高だったのに、色々よくある展開すぎてストーリー自体がTVドラマの1話くらいの規模に感じられた作品…

以下概要

嫌疑をかけられ降格として地下鉄の司令室勤務をしていた主人公(デンゼル・ワシントン)は、地下鉄ハイジャック犯(ジョン・トラボルタ)と交渉することとなる
話しているうちにハイジャック犯は知能犯の可能性が浮上するが…





以下ネタバレあり感想

主演2人の会話劇が中心の本作は、その部分は(多少脚本がしつこかったとはいえ)とても良かった
さすが名優2人といったところ

その分、ストーリー自体が面白みに欠けている…という点が浮き彫りになってしまった気がする
まず捻りのないハイジャック→交渉→解決という流れで、犯人の背景もあまり語られないために、サスペンス連続ドラマでよく見る展開となってしまっていた(映画を観ている実感が薄かった)
その上、素人の主人公の活躍のため、警察がミスをしすぎる
それがいかにもご都合主義的だったので話に入り込みにくかった

あとラスト、ハイジャック犯が殺してくれた主人公に感謝するシーン、2人の演技自体は素晴らしかったので唯一見所のシーンだったのだけど
犯人と主人公の心の繋がりをもうすこし描いていないと説得力に欠ける気がした
主人公の感情に起伏がなさすぎる上、表情等言外の演出も少なかったし、それに犯人側は知能犯の割に一方的に怒鳴ってばっかりだったので、この2人が特別なシンパシーを感じていたことがわかりづらかった

この2人の配役と立場そのままで、別のストーリーで観れたらいいのにと思ってしまった
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