ガブXスカイウォーカー

メイフィールドの怪人たちのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)
4.0
これは良かった!

スケールが小さくてTVドラマスペシャルレベルなんだけど、そこはジョー・ダンテ監督なので、トム・ハンクス、ブルース・ダーン、リック・ダコマンら個性的な俳優陣を実に面白おかしく描いてくれる。彼らが謎の隣人、クロペック一家の正体をあれこれ詮索して、不法侵入したり、家を破壊したりとバカを繰り広げる姿はトリオ漫才のノリで飽きさせない。

当時のトム・ハンクスはコメディ作品が多く、『ビッグ』(1988年)で初めてアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞を獲ったばかりで絶好調。後のすかした社会派ものや恋愛ものよりも、今作のアタフタしたり、憔悴したり、茫然としたり、ブチ切れた演技の方がずっといい。トム・ハンクスファンは絶対に今作を観ろ。

今作はドンデン返しがあって最後まで見逃せなかったりと、ちょっとお薦めしたいドタバタサスペンスコメディなのだ。