あきしげ

プラン9・フロム・アウター・スペースのあきしげのレビュー・感想・評価

1.0
ハリウッドの反天才、芸術の突然変異。

良かった点。

・エド・ウッドの世界を堪能する
・本作を作ったエピソードが面白い

悪かった点。

・つまらない
・ストーリーが破綻
・何がしたのか分からない
・ベラ・ルゴシが製作開始後2週間で死去

エド・ウッド監督の代表作。
『ゴールデン・ターキー・アワード』という本で「史上最低の映画」として紹介される。

ただ、個人的には『死霊の盆踊り』が逆名作。
この作品を観ずして、エド・ウッドを語るべからず。
それでも本作はクソ映画なのは揺るぎない。

とにかく、つまらない。
すべての要素に面白さがない。
普通に鑑賞したら楽しむ箇所がない。
ストーリーは最初から成立させる気がない。
予算の少なさをごまかさない。
幼稚なアイデアの演出など。
1本の映画としてクソみたいな内容。

だが、これこそエド・ウッドの持ち味である。

エド・ウッドというブランド。
これによって許されます。
映画好きは避けて通れない伝説の映画監督。
一度は彼の作品を観るべき。
その先にある新たな世界がひらける。
あきしげ

あきしげ