記念すべきフィルマークス1000本目は、スティーヴン・スピルバーグの名作。
数々の映画賞を総なめにしたにもかかわらず、スピルバーグ自身が受賞を拒否したくらいなので、今作は評価される作品ではなく、全人類が知るべきドキュメンタリーなんだろうなあ。
多分４回目くらいの鑑賞になるが、３時間越えという長さが本当にあっという間に思える。
しかしそれは面白いとかいうことではなく、目を覆いたくなるシーンの連続であり、実際に起こったこととは到底思えない程に苦しい内容。
自らがユダヤ人であるスピルバーグの悲しみや怒りが画面を通じて伝わってくるようである。
数あるホロコースト系の中でもダントツのリアリティと映像。
永久に語り継ぐべき不朽の名作である。
