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シンドラーのリストのYのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
5.0
【オールタイム・ベスト】
1994年、
劇場公開では、ユダヤ人大虐殺という重たい内容から鑑賞を見送りました。

その後、
レンタルショップで借りる事はあっても、観ずに返却すること数回。
3時間25分、白黒映画、
「シンドラー·リスト」は観る前から気の重くなる映画でした。

そして、
40歳を過ぎてからようやく観ることができました。

第二次世界大戦下、ナチス·ドイツ軍から多くのユダヤ人を救ったドイツ人実業家オスカー·シンドラーの実話。

物語は、生と死の境の連続であり、
銃殺、ガス室、もの凄い数の死体の山が描かれます。
人は、これほど人を殺せるのか?

50歳を過ぎて、3年に1度は観かえすようになりました。
何度観ても胸がいっぱいになります。


ネタバレあります↓

映画のラスト、
それまでの白黒がカラー(現代)となる。

映画の中で演じた俳優、
シンドラーに救われた実際のユダヤ人、その家族、子孫達が、
エルサレムにある実際のシンドラーの墓に石を捧げていきます。
そして、シンドラーを演じた俳優リーアム・ニーソンによる献花で映画は終わる。

石の一つ一つに感じるものをがあります。

🖊3時間25分観ることで映画は終わりますが、心の中で終わらない映画もある。
「シンドラーのリスト」は、終わらない映画があることを教えてくれました。
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