1100人以上のユダヤ人を救ったオスカー・シンドラーの半生を実話に基づいて描いた作品
ずっしりと胸に残る
ユダヤ人の自由が奪われ、
大量虐殺される姿に胸が張り裂け、
やるせない怒りが沸々と湧き上がった
そんな中でシンドラーの行った正義は
本当に素晴らしく後世に継がれること
最初から正義で動いていたのではなく、
現実を知って、人を知っていくことで、
善を尽くそうと努力する姿に胸を打たれた
別れ際の「もっと救えたはずなのに...」
と本音を漏らす姿には言葉で表せられない
色んな感情が溢れて感動による涙が溢れた
「力とは人を殺す正当な
理由がある時に殺さないことだ」
作品が進んでいくにつれて、
シンドラーへの安心感、信頼が強くなる
強さも賢さも交渉力もあって、
勇気さえあれば誰にでも出来ることではなく、
シンドラーやからこそ出来たと感じさせられた
最初は安い労働力としてユダヤ人と
関わっていたけどそんな中でも最初から
ユダヤ人として侮辱するのではなく
同じ人として扱っていてかっこよかった
イザックとの強い信頼関係にも胸が熱くなる
「いつの日か戦争も終わる
その時君と一杯飲もうと...」
『今飲みましょう』
印象的なシーンが多すぎる
・ユダヤ人が住処を奪われて、
収容所で虐げられる多くのシーン
・モノクロの中で唯一赤く映る少女のコート
・偽造IDで暮らす娘から両親を工場に
入れてとお願いされてあしらったけど
結局両親を工場に引き入れているシーン
・アーモンに力とは何かを説くシーン
・列車の中で熱さで干からびそうな
ユダヤ人に消火ホースで水を撒くシーン
・アウシュヴィッツ行きが決まった時に
イザックと初めてお酒を飲み交わすシーン
・イザックと一緒に善のリスト、
生命のリストを作成するシーン
・女性を乗せた列車が行き先ミスで
アウシュヴィッツに行った時に全員を
自身の工場へ連れてくるシーン
・戦争が終わってみんなの前で
スピーチして黙祷を捧げるシーン
・みんなと別れ際にお金を無駄遣いしなければ
もう少し救えたはずと嘆くシーン
他にも印象的なシーンはいっぱいあって、
3時間超えの超大作やけど心揺さぶられる
シーンの連続で観て良かったと心から思う
素晴らしい作品