マコ

シンドラーのリストのマコのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
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ナチスの侵攻が始まったポーランドが舞台。
ナチスの党員である実業家のシンドラーは戦争に乗じて一儲けを画策するが、強制収容の状況、意味もなく殺されていく様子を見て疑問を感じていきます。
冒頭で描かれるシンドラーは「金儲け」に対して強欲ですが、パートカラーの赤い服の少女がシンドラーの心情の鍵となり、心の変化の流れがこの映画の肝ではないでしょうか。
パートカラーといった技法はここまで観る人にも印象に残るものだと感じました。

時代が進むにつれて歴史の当事者が減る中、映画といった媒体を通じて歴史の背景を知ることも可能で、ホロコーストの実態を知る立派な教材にもなり得ると感じました。
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