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シンドラーのリストのきのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

文句なしの傑作。

全編に渡り基本白黒、「未来」に繋がるものだけが赤をはじめとしたカラーで描写されている鮮烈なセンスに鳥肌。

内容に関しては、素晴らしい脚本であることは言うまでもないが、現実のものとして重く横たわる負の歴史ゆえにここで感想を語ることは避けます。
個人的にホロコースト、迫害に関する問題にはまさにいま関心があり色々思うところがあるので…。
この時代にあのような正義の行為を行えたシンドラーの素晴らしさに、涙し、この歴史から目を逸らしてはいけないし、未来に活かすにはどうするべきなのかを、改めて考えさせられました。


追記。
本作におけるオスカー・シンドラーはやはり実際の彼よりは多少なりとも美化されているようですが、そこは映画なので、わかりきったことと個人的には思います。
その点については評価が割れる気がしますが、自分は映画とは事実をありのまま出すのではなくあくまで作品であって、そこから何を伝えるのかに合わせてそれこそ美化だったり脚色だったりをするものだと了解しています。
き