Yui

シンドラーのリストのYuiのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.0
この映画がなぜ白黒なのか、観て分かった。


ナチスとユダヤ人、
三時間以上、
白黒(苦手なので)

ということで心して観なければならない作品だとはわかっていたけど、そう思えば思うほどに避けてきた作品。

ようやく本日鑑賞。

この映画が白黒で良かった。

白黒の中途中に出てきた赤いコートの女の子。

そして最後のカラー。

鳥肌。鳥肌。

カラーの方たちの行進、一瞬見てすぐに実在の方たちなのだろうと分かりましたよ。

献花(献石?)に訪れた方々を見て胸が締め付けられる思いでした。

この映画を評価するのは難しい。
映画の出来栄えっていうより歴史的事実が重くのしかかるから。

白黒で終わると歴史の昔のことって感じだけど、最後がカラーだから、現代に近いから、そんな昔のことでもないって再認識させられる。

途中アウシュビッツも出てきたけど、あの中には、「夜と霧」の著者もいたのだろうし、


そして「復讐者たち/早川書房」に登場する人もいるのであろう。


SSを殺すシーンさえも手放しに喜べない。誰がこれで解決したと思えるのか。痛い。人間って悲しいのかな。と頭によぎる。


この事実である歴史が怖い。
世界中の誰もが一度は見るべき映画。
Yui

Yui