Skyler

シンドラーのリストのSkylerのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

洋画のことはあまり知らない私はスピルバーグ監督作もほとんど知らない。
ミュンヘン、ペンタゴンペーパーズに続いてこれが三作品目

結論から言うと、評判通りのものすごい名作だった
脚本、キャスト、演出、音楽、カメラワークに至るまで完成度の高さには脱帽するしかない

中でも忘れられないシーンは、ポーランドのゲットーの住民を徹底的に射殺しまくったあのシーン
一階から二階、三階へと親衛隊が容赦なき銃撃と共に迫り来る
誰もがクローゼット、戸棚の中へと逃げ隠れるも猫一匹逃げられない勢いで射撃の手は止むことがない。

そんな中、ある男はそんな恐怖の銃声を聞きながらもピアノを弾き続ける🎹
たぶん気が狂ったのではない。どうせ殺されるなら自らの才能をアピールし、万が一にも生かされる可能性に賭けた正に命がけの行動だった

少し引っかかり始めたのは終盤、赤いコートの女の子が登場した後のことだ。
主人公の、もっと助けられたのに発言、助かった人たちの行動、演出等で主人公が別人になってしまった感があり少しだけ違和感、そして最後のシーンは言いたい事はわかるけど長い上に、なくても良かったとさ思える。

余談だけど、赤いコートの女の子の事を知ったのは、ソチオリンピックでロシアのフィギュアスケート(当時15歳)ユリア・リプニツカヤ選手のコスチュームを見た時だった。コスチュームもスケート⛸も本当に素晴らしくて現在に至るまで私の中での神演技の1つとなっている。
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