Shin

シンドラーのリストのShinのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
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2020-107

1939年ドイツがポーランドを占領。シンドラーはビジネスチャンスと捉えて、軍向けの琺瑯工場を立ち上げ、ユダヤ人の安い労働力を利用する。一方でユダヤ人にとっても、工場で働く事で強制収容所に入れられることを免れるので、シンドラーは感謝される事になる。
ビジネスライクな彼は、最初はそれを疎ましくさえ思っていた。しかし、地域の強制収容所の所長に残忍なゲートが就任し、日毎にユダヤ人虐殺がエスカレートする中で、シンドラーの考えに変化が始まる。
ユダヤ人を助けるために奔走し、最後は私財をはたいて、工場で働いていた人達を、アウシュヴィッツから引き戻す。

シンドラーが救ったユダヤ人の子孫は6,000人以上にのぼると言うことで、彼の成した事の偉大さが分かる。と言うか、その偉大さを知らなければならない。ぜひいつか、彼の墓や残っている工場を訪れてみたい。
ラストに、映画に出演した役者と、生き残っている本人達が、シンドラーの墓に敬意を表すシーンがあり、単に感動を誘うだけではなく、600万余りのユダヤ人が虐殺されたこと、映画の悲惨なシーンは全て真実なんだと改めて実感させられる。

スピルバーグ氏は、この映画をきっかけに、ホロコースト生き残りの人々のインタビューを撮り、データ化し、世界中の教育に役立てている。その意味でも、普通の映画とは違う重みがある。