おい

カーズのおいのレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
4.3
普段は劇場鑑賞を優先させていて家で映画をあまり観れていないけれど、今回カーズ最新作の鑑賞に向けてカーズシリーズを観たのでその感想。

『カーズ』の初鑑賞は数年前。好きな作品が多いピクサーアニメの中ではそれほど…って印象で内容もほとんど忘れていたけれど、今回改めて観てみたら好きな作品になった。

急ぐことや勝つことに夢中になっていたマックィーンが、ラジエータースプリングスでの交流を通して成長していくその姿!
特に「車は楽しみに行くために走ってたんじゃなくて、…」のシーンで一気にこの作品のファンになったし、胸に響くものがありすぎた。

人生は速く走ることだけが正解じゃない。スピードを出しすぎていると、美しい景色を見落としてしまうかもしれない。ゴールを目指しすぎていると、大切なものを見失ってしまうかもしれない。

ときにはゆっくり走ったり、遠回りしたり、止まったりすることで見えてくるものがある。思いもよらない出会いがある。

数年ぶりに観た『カーズ』は自分の記憶をひと回りもふた回りも上回る傑作だった。
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