舐めてた。面白かったです。
人は一切出さずクルマだけで表現された世界。
物語は、余裕やゆとりの大切さを現代人に問うてくる。
主人公のレースカー、ライトニングマックイーンはレースで一番を取ることしか頭にない。果たして競争に勝つことが幸福なのか?猛スピードで都会で華やかに生きることだけが幸せなのか?時間を節約するために失ったモノはなんだ?誰かのために何かをすることの大切さ。自分だけでなく人の力を借りて生きていること。仲間の大切さ。
それらを、高速道路とルート66、レーシングカーとフェラーリ、時間を10分短縮させるために作られた高速道路によって地図から消えた街などなど、様々な喩えを使って語りかけてくる。
「クルマは楽しみに行くために走ってたんじゃなくて、楽しみながら走ってたの。」というセリフが強烈だった。
たまにはイヤホンを外して街を歩いてみよう。
(少々ハドソンさん周りのエピソードが飛ばしてたような気がした)