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創竜伝のmitakosamaのレビュー・感想・評価

創竜伝(1991年製作の映画)
2.7
田中芳樹のファンタジー小説が原作で、OVAの1〜3巻の総集編だそうな。
なんか全体的に作りがチープでチャチイのが辛み。
いくら出崎統の演出でもこれは厳しい出来だと思う。

竜堂家の4兄弟は四海竜王の末裔。その力を欲し日本を影で操る老人、鎌倉の御前・船津が刺客を向け襲わせる。

この竜堂兄弟だが、長男の始(はじめ)は良いとして、次男の続(つづく)、三男の終(おわる)、四男に至っては余(あまる)なんて酷い名前。なおざりにも程があるよ。どんな親だ?

またこの兄弟がチート過ぎる。どんなに攻撃されても割とあっさり対応しちゃう。またこの時点では四男だけがイザという時に龍に変身出来るのだが、こうなったら更に無双。主人公側が強過ぎてピンチにならないのは物語として成立してないよなぁ。大臣が社会的に存在を抹消しようとする作戦は悪くなかったのに。

敵の総大将の船津も大概なバケモノなのだが、やはり危機感が感じられない。そしたらやっぱり退屈になるなぁ。

さらに物語は、ヒロインである竜堂家の従姉妹・マツリのナレーションで進む。このナレーションがまた野暮ったいんだなぁ。

いくら出崎演出で三段ヌキや透過光やハーモニーで飾り立てても限度がある。その上、作画も粗いんだよ。