1SSEI

ピープルvsジョージ・ルーカスの1SSEIのレビュー・感想・評価

3.0
《EP7目前‼︎18日まではSWしか見ないぞ祭り①》

師走に入り、2週間でEP7が公開ということでそろそろSWを見直さなきゃヤバい‼︎

というわけでSW関連作品を見れる限り見ていこうと思います。

まず最初は
“スターウォーズという作品がいかにして、ここまで巨大なムーブメントになったか”ということがよくわかるドキュメンタリーから。


一部の人間にとっては誇張なしに聖典となっているSWシリーズの創造主ジョージ・ルーカス。

かつてはコッポラに天才と言わしめた青年が、映画業界にはびこる権力者たちを打ち負かすために作り上げた「スターウォーズ」。

しかし、その世界的大ヒットが一夜にして青年を彼が憎んだ権力者に変えた。それはまるでアナキンが暗黒面に堕ちたように…。


そんな彼に一言も二言もある熱狂的なマニアたちが、ひたすら愛憎入り混じった意見を展開していくという作品。
その中にはサイモン・ペッグや日本人の方々もいらっしゃいます。

僕なんかは新三部作にすらギリギリ間に合わなかった(あと二年早く出会えていればEPⅢには間に合ったのに…)世代のため、出会った時点で6作品でスターウォーズ・サーガだという認識が染み付いてしまってます。
しかしそれでもやっぱりEP6の最後にアナキンが出てきたところなんかは子供心に違和感を拭えませんでした。

それをリアルタイムで見てきたファンたちが憤らずにいられるだろうか、いや憤る‼︎‼︎

様々な論点がありすが、まず大きなテーマは「特別編問題」

特別編とは1997年に公開された旧三部作(当時はまだ3作しかありませんでしたが)のリマスター版のこと。
当時の視覚効果を最新のCGに置き換え、ジョージの元々のビジョンに従い新シーンの挿入や修正が行われたもの。

もちろん最新技術で復活するのは嬉しくもあるが、特にシーンの修正に関しては非難殺到。

「クリードとハン・ソロのどちらが先に撃ったか問題」なんかはめちゃくちゃ細かいネタですが、それでキャラの設定が変わってくるのも確か。

「ダ・ヴィンチが現代にやってきてモナリザの口を描き変えるっていったらみんな止めるだろ⁉︎」
というファンのセリフにはなるほど納得。

そして一番の問題は新バージョンを出すと昔のバージョンをなかったことにしてしまう点。
普通はオリジナルver、特別編とかそれぞれソフト化するんですが、ジョージはそれをしない。

だから僕たちは公開当時のスターウォーズを見ることはできない。

そして続いて新三部作問題。
またの名をジャージャー問題。

これに関しては長年待ちわびた最新作。しかし、盛り上がりのピークが「遠い昔はるか彼方の銀河系で」だったという話。
そのファンのやり切れない思いはジャージャー・ビンクスに向かっていく。(僕もジャージャーは嫌いです)

過度な期待は禁物ですね。EP7はそうならないことを本当に祈ってます。

さらに話は
ミディ=クロリアン(フォースの有無を決める血液成分)問題や、
チューバッカが里帰りしてウーキー族の家族たちとの生活をウーキー語のみで話すという悪魔的内容の「スターウォーズ・ホリデー・スペシャル」の話題などに飛躍。

しかし、最後は
「こんなこと言っても結局は好きなんだよな…」という部分に落ちるというベタな展開。
まあ、そうだよね。好きだよね。

スターウォーズがどのような経緯を経て今に至るのかを知る意味でも、SWの細かいネタも面白く。

さらに
映画というのはファンのものなのか、監督のものなのかという割と根源的な問題に踏み込んでいるのは中々興味深い。

好きな方は見てもよろしいかと。