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ラストムービーのefnのレビュー・感想・評価

ラストムービー(1971年製作の映画)
3.8
 スタジオシステムによって間接植民地に残された(西部劇)映画信仰がペルーでスナッフフィルムの儀式となってアメリカンニューシネマの旗手であるデニスホッパーを襲う、というは構図は面白い。のだけれど、ホッパー自身は反社会の人だからやっぱり旅に出てしまう。歌を歌いながら。もうちょっと自己言及が多ければわかりやすくなっただろうと考えた一方で、それじゃあホッパーじゃないよなぁとも思えなんだか複雑な気分になった。
 ハリウッドシステムから弾き出されてアイデンティティクライシスを起こしたスタントマンが亡霊のように撮影所(跡)を徘徊ってとこはまんまワンハリだけど、タランティーノもこれ好きなんだろうか。
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