ヒトラーのナンバー2にあたる将軍暗殺の任についた連合軍特殊部隊の若者達の活躍を描く史実に基づく物語。
やたらにドラマチックに描こうとはせずに実在した若者達に敬意を込めて描いている印象がある。
着々とその時に近づいていく暗殺までの場面もそうだけれど、その後のナチス側の執拗な報復についても「こういう事があったんです」という語り口で描かれている。とはいってもエンタメ要素もキチンと押さえてある演出のバランスが良い。
こうしたナチスのチェコ侵攻を観ていると時節柄どうしてもウクライナ情勢がよぎってしまってしょうがない。ナチスは報復の為にチェコの郊外の町を重点攻撃して壊滅させているシーンがある。